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新NISA口座で株を持っていても、株主優待はもらえるの?
特定口座との違いや注意点を徹底解説!

これから株主優待投資を始めようとする多くの方が抱く疑問の一つが、「非課税制度である新NISA口座を使って株を買っても、株主優待はちゃんともらえるの?」というものです。
この記事では、その結論と、一般的な「特定口座」との違い、そして新NISAで優待株を買う際に絶対にやってはいけない注意点を分かりやすく解説します。

1. 結論:新NISA口座で買っても株主優待は「もらえる」!

結論から言うと、新NISA口座で株式を購入しても、問題なく株主優待を受け取ることができます。

NISA口座で買おうが、一般的な口座で買おうが、企業の「株主名簿」にはあなたの名前がしっかり登録されます。そのため、企業側から見ればどの口座で買われたかは関係なく、権利付き最終日をまたげば自動的に優待品が自宅に郵送されてきます。

ただし、株主優待品そのもの(自社製品や割引券など)には、元々税金がかかりません(※厳密には雑所得等の扱いになる場合がありますが、原則として受取時の天引きはありません)。そのため、「優待品をもらうこと自体」においては、NISAでも通常の口座でもお得さは変わらないということになります。

2. 基礎知識:NISA口座と「特定口座」の違い

そもそも、証券会社で口座を開設する際、「特定口座(源泉徴収あり)」と「NISA口座」のどちらで買うか選ぶことになりますが、この2つには大きな違いがあります。

  • 特定口座(源泉徴収あり)
    投資で得た利益(配当金や株を売って得た利益)に対して、約20%の税金が自動的に引かれる口座です。面倒な確定申告を証券会社が代行してくれるため、一般的な株式投資ではこの口座が使われます。
  • NISA口座
    国が用意した非課税制度の口座です。この口座の枠内で買った株から得られる利益に対する約20%の税金が「すべてゼロ(非課税)」になります。

先述の通り、優待品自体はどちらの口座でもそのままもらえます。しかし、優待投資を行う上でNISA口座を利用することには、次で説明する強烈なメリットが存在します。

3. 新NISAで株主優待投資を行う3つのメリット

株主優待銘柄を特定口座ではなく、あえて新NISA口座で購入することには以下の3つの大きなメリットがあります。

① 配当金が「完全非課税」になる(最大のメリット!)

優待を実施している企業の多くは、優待だけでなく「現金(配当金)」も同時に還元しています。特定口座の場合、この配当金から約20%の税金が引かれてしまいますが、NISA口座であれば税金が1円も引かれず、配当金を満額受け取ることができます。
総合利回り(優待+配当)が高い銘柄ほど、この非課税の恩恵は非常に大きくなります。

② 株式の売却益(値上がり益)も非課税

優待目当てで買った株であっても、業績が良くなって株価が大きく値上がりすることがあります。その際に株を売って利益を得た場合、特定口座ではやはり約20%の税金がかかりますが、NISA口座ならその売却益もまるまる自分のものになります。

③ 非課税期間が「無期限」!優待の「長期保有特典」と相性抜群

2024年からスタートした新NISA制度では、非課税で株を保有できる期間が無期限(一生涯)になりました。旧NISA制度にあった「5年間で非課税期間が切れる」といった期限制限が完全になくなっています。

この無期限化は、株主優待投資と極めて相性が良いです。なぜなら、多くの株主優待には「1年以上継続保有で優待額が2倍になる」「3年以上でさらに追加」といった長期保有特典(長期保有優遇制度)が設けられているためです。期限切れを気にすることなく、お気に入りの優待株を半永久的にNISA口座で保有し続け、毎年非課税の配当金と豪華な優待品をもらい続けることができます。

4. ⚠ 失敗しないための注意点・落とし穴

メリットだらけに見えるNISAでの優待投資ですが、絶対に知っておくべき注意点があります。特に設定ミスによる落とし穴には要注意です。

⚠️ 絶対確認!「配当金受領方式」の設定

NISA口座で配当金を非課税で受け取るためには、証券口座の設定で「配当金の受け取り方法」を必ず「株式数比例配分方式(証券口座で受け取る方式)」に設定しておく必要があります。
もしこれを「郵便局や銀行窓口で受け取る」や、「指定の銀行口座で受け取る(登録配当金受領口座方式)」、「個別の銘柄ごとに銀行口座を指定する(個別銘柄指定方式)」設定にしていると、NISA口座で買った株であっても配当金に約20%の税金がかかってしまいます。必ず設定を確認してください。

⚠️ 個別株が買えるのは「成長投資枠」のみ

新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがありますが、株主優待がもらえる個別の日本株を買うことができるのは「成長投資枠」のみです。成長投資枠は年間240万円までしか使えないため、投資枠の上限額に注意しましょう。

⚠️ 「損益通算」ができない(株価が下がった場合)

NISA口座は利益が出たときは税金がゼロになりますが、逆に株価が下がって「損」をした場合、他の特定口座で出た利益と相殺して税金を安くする「損益通算」という手続きができません。NISA口座は良くも悪くも他の口座とは完全に切り離された存在であることを覚えておきましょう。

⚠️ iDeCo(イデコ)では株主優待投資はできない

もう一つの代表的な税制優遇制度である「iDeCo(個人型確定拠出年金)」ですが、こちらでは個別の日本株(優待株など)を購入することはできません。iDeCoの投資対象は、あらかじめ用意された「投資信託」や「定期預金」などに限られているためです。株主優待を目的に投資を行う場合は、必ずNISA口座(成長投資枠)か特定口座を利用してください。

💡 中上級者向け:NISA枠を全て埋められるなら「特定口座」の方がお得なことも

もし将来的にNISAの非課税投資枠(生涯1,800万円など)を投資信託や配当金用の高配当株等で完全に使い切る(埋める)ことができる資産的余力がある場合は、あえて株主優待銘柄を「特定口座」で購入した方が全体の非課税メリットを最大化できるケースがあります。
理由は、株主優待でもらえる商品や割引券そのものは、通常の特定口座で受け取っても元々税金がかからない(非課税である)ためです。限られた貴重なNISA枠を「優待枠(優待自体はどこで貰っても非課税)」で消費してしまうより、本来20%課税される投資信託や配当株でNISA枠をすべて埋め、優待株は特定口座に回すことで、資産全体の節税効果が最も高くなります。

💡 記事のまとめ

  • 新NISA口座で株を買っても、株主優待は問題なくもらえる!
  • 優待自体は元々非課税だが、NISAなら同時に発生する配当金や売却益が「完全非課税」になるため極めてお得。
  • NISAの非課税メリットを享受するには、必ず配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」に設定すること!
  • 初心者こそ、まずは少額で買える優待銘柄をNISAの「成長投資枠」で買ってみるのがおすすめ。
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